皆さん、こんにちは。現代シルクロードビジネス物販講師の黒澤です。
今回は、Amazonスポンサープロダクト広告のレポート分析についてお話しします。
Amazon物販で商品を販売していると、いずれ多くの方が広告運用にぶつかります。
スポンサープロダクト広告をかける。商品は少し売れる。けれども、広告費がどこに消えているのか分からない。どのキーワードが良くて、どの商品ページへの広告が悪いのか分からない。広告レポートをダウンロードしても、横長のExcelに数字が並んでいて、正直どこを見ればよいのか分からない。
このような悩みを抱えている方は多いと思います。
広告レポートの分析は、考え方そのものがものすごく難しいわけではありません。しかし、とにかく面倒くさいのです。
そこで今回は、広告レポートをマクロ入りExcelに貼り付け、ワンクリックで整理整頓し、どこに広告費をかけるべきか、どこを除外すべきかを判断する考え方について整理します。
広告レポートは、ただの数字の羅列ではありません。お客様があなたの商品ページへどうやってたどり着いたのかを可視化する、非常に重要な宝物です。
- 参考動画はこちら
- この記事で分かること
- 広告レポートは「見づらい」が「重要」
- マクロ入りExcelを使う理由
- マクロ入りExcelの基本的な使い方
- スポンサープロダクト広告の3つの基本
- 広告レポートには何が記録されるのか
- 広告レポートは4色で分類すると分かりやすい
- 赤ブロック:売れるし広告費も少ない優秀広告
- オレンジブロック:売れていないが見込みがある広告
- 青ブロック:売れるけれど広告費が重い“まやかし広告”
- 緑ブロック:クリックだけ食う“タダ飯喰らい”
- マクロで整理した後に見るべき指標
- マクロ分析後の具体的な改善アクション
- 広告を止めるのではなく、広告の精度を上げる
- ライバル商品ページへの広告も分析対象になる
- マクロ分析は「広告運用の外注チェック」にも使える
- 広告レポート分析を毎週のルーティンにする
- 広告費を減らすだけではなく、利益を増やすために使う
- マクロは万能ではない。最後は人間が判断する
- 広告レポート分析の実務チェックリスト
- まとめ:広告レポートは面倒だからこそ、マクロで仕組み化する
- 補足・免責事項
- 関連リンク
参考動画はこちら
この記事で分かること
- Amazon広告レポートがなぜ分かりにくいのか
- 広告レポートを分析すべき本当の理由
- マクロ入りExcelで広告レポートを整理するメリット
- スポンサープロダクト広告の基本構造
- オートターゲティング・マニュアルターゲティング・ネガティブターゲティングの違い
- 広告レポートを赤・オレンジ・青・緑に分類する考え方
- ACOS・ROAS・CTRを見る意味
- 広告費を食う「タダ飯喰らい」を見つける方法
- 売れているようで利益を削る「まやかし広告」の危険性
- マクロ分析後に実際に広告をどう改善するか
- 広告レポート分析を仕組み化すべき理由
広告レポートは「見づらい」が「重要」
Amazon広告レポートをダウンロードしたことがある方なら分かると思いますが、最初に見た時の印象はおそらくこうです。
「どこをどう見ればいいのか分からない」
広告レポートには、キャンペーン名、広告グループ名、ターゲティング、検索キーワード、ASIN、表示回数、クリック数、広告費、売上、ACOS、ROASなど、さまざまな情報が横長に並んでいます。
しかも、商品ごとに綺麗に並んでいるとは限りません。商品A、商品B、キーワード1、キーワード2、ASIN、広告グループ名などが混在し、数字の羅列に見えてしまいます。
そのため、多くのセラーは広告レポートをダウンロードしても、結局ほとんど見ません。
しかし、これは非常にもったいないです。
広告レポートには、あなたの商品に対してお客様がどのような検索語でたどり着いたのか、どの商品ページ経由でクリックされたのか、どこで売れたのか、どこで広告費だけ消えたのかが記録されています。
つまり、広告レポートはAmazon広告の成績表であり、同時にお客様の行動履歴でもあります。
マクロ入りExcelを使う理由

広告レポートは重要です。しかし、そのままだと見づらい。
そこで役立つのが、マクロを組み込んだExcelです。
マクロとは、Excel上の作業を自動化する仕組みです。毎回手作業で並べ替えたり、色を付けたり、不要な列を整理したり、ACOSやクリック数でフィルタリングしたりするのは大変です。
しかし、マクロを使えば、広告レポートを貼り付けてボタンを押すだけで、分析しやすい形へ一気に整理できます。
- 横長で見づらい広告レポートを整理できる
- 商品別・キーワード別・ASIN別に見やすくなる
- ACOSやROASをもとに判断しやすくなる
- クリックだけ多い無駄広告を見つけやすくなる
- 売れているが赤字になりやすい広告を発見できる
- ネガティブターゲティング候補を探しやすくなる
- 毎週の広告改善作業を短縮できる
広告レポート分析は、1回だけやればよいものではありません。
広告をかけている限り、週単位、あるいは一定期間ごとに繰り返し見直す必要があります。
だからこそ、手作業ではなく、仕組み化する価値があります。
マクロ入りExcelの基本的な使い方
基本的な使い方はシンプルです。
- Amazon広告管理画面から広告レポートをダウンロードする
- ダウンロードしたExcelを開く
- 広告レポート全体を選択してコピーする
- マクロ入りExcelの指定シートを開く
- A1セルなど指定された位置へ貼り付ける
- マクロ実行ボタンを押す
- 整理された広告レポートを確認する
- 赤・オレンジ・青・緑などの分類を見ながら改善方針を決める
要するに、元データを貼り付けて、ボタンを押すだけです。
ただし、大切なのは、マクロで整理された結果を見て終わりにしないことです。
マクロはあくまでも整理整頓の道具です。
最終的に必要なのは、整理されたデータを見て、広告をどう動かすか判断することです。
スポンサープロダクト広告の3つの基本
広告レポートを読む前に、スポンサープロダクト広告の基本を押さえておきましょう。
Amazon広告には、大きく分けて以下の3つの考え方があります。
| 種類 | 内容 | 役割 |
|---|---|---|
| オートターゲティング | Amazonが自動で広告表示先を選ぶ | 初期のデータ収集に使う |
| マニュアルターゲティング | キーワードや商品ページを自分で指定する | 効果の良い場所に広告を集中する |
| ネガティブターゲティング | 広告を出したくない検索語や商品を除外する | 無駄な広告費を減らす |
初心者は、最初にオートターゲティングで広告をかけることが多いです。
これは間違いではありません。
オートターゲティングを使うことで、Amazon側が自動的に関連しそうな検索キーワードや商品ページへ広告を表示してくれます。その結果、どのキーワードやASINからクリック・注文が発生したのかが広告レポートに残ります。
問題は、オートターゲティングをかけっぱなしにすることです。
オート広告はデータ収集には便利ですが、すべての広告表示先が優秀とは限りません。売れないのにクリックだけされるキーワードもありますし、売れているけれど広告費が高すぎるキーワードもあります。
だからこそ、広告レポートを分析し、マニュアルターゲティングやネガティブターゲティングへつなげる必要があります。
広告レポートには何が記録されるのか

広告レポートには、広告がどこで表示され、どこからクリックされ、どこから売上が発生したのかが記録されます。
大きく分けると、広告の入口は2つあります。
| 入口 | 広告レポートに出る情報 | 意味 |
|---|---|---|
| 検索結果 | 検索キーワード | お客様がどんな言葉で検索したか |
| 商品ページ | ASIN | どの商品ページ経由でクリックされたか |
たとえば、お客様が「travel cable organizer」と検索し、検索結果上に表示された広告をクリックした場合、その検索語が広告レポートに残ります。
一方、ライバル商品の商品ページ下部に広告が表示され、そこからクリックされた場合は、そのライバル商品のASINが広告レポートに残ります。
つまり、広告レポートを見ることで、以下のことが分かります。
- どの検索キーワードからアクセスが来ているか
- どの検索キーワードから売れているか
- どの検索キーワードがクリックだけ消費しているか
- どの競合商品ページからアクセスが来ているか
- どの競合商品ページ経由で売れているか
- どの競合商品ページへの広告が無駄になっているか
この情報を見ずに広告をかけ続けるのは、地図を見ずに車を運転するようなものです。
広告レポートは4色で分類すると分かりやすい
広告レポートを読む時は、すべてのキーワードやASINを同じように眺めるのではなく、4つの分類に分けて考えると分かりやすくなります。
| 分類 | 特徴 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|---|
| 赤ブロック | 売れる・広告費も少ない | 優秀な広告対象 | マニュアル広告で強化 |
| オレンジブロック | まだ売れていないがCTRが高い | 相性が良い可能性 | 様子見・追加データ収集 |
| 青ブロック | 売れるがACOSが高い | まやかし広告 | 入札調整・除外検討 |
| 緑ブロック | 売れない・クリック費だけかかる | タダ飯喰らい | ネガティブターゲティングで除外 |
この4分類が分かると、広告レポートの見方が一気に変わります。
広告レポートを見て、「売れた」「売れていない」だけで判断するのではなく、広告費に対してどの程度効率よく売れたのか、今後も残すべき広告対象なのか、除外すべきなのかを判断します。
赤ブロック:売れるし広告費も少ない優秀広告
赤ブロックは、売れていて、なおかつ広告費も少ないキーワードやASINです。
たとえば、ACOSが10%以下で売れているキーワードがあれば、かなり優秀な広告対象と考えられます。
ACOSとは、広告経由売上に対して広告費が何%かかったかを表す指標です。
たとえば、広告経由売上が10,000円で広告費が1,000円なら、ACOSは10%です。
このような広告対象は、オート広告で偶然見つかった“当たり”です。
- 商品との相性が良い
- 購入意欲の高いお客様が含まれている
- 広告費に対して売上効率が良い
- マニュアルターゲティングで狙う価値がある
- 商品ページ改善後にさらに伸びる可能性がある
赤ブロックは、広告改善の中心になります。
オート広告で見つかった赤ブロックを、マニュアルターゲティングで個別に指定し、より意図的に広告をかけていく。この流れが基本です。
オレンジブロック:売れていないが見込みがある広告
オレンジブロックは、まだ売上にはつながっていないものの、CTRが高いキーワードやASINです。
CTRとはクリック率です。広告が表示された回数に対して、何%クリックされたかを表します。
まだ購入には至っていないものの、CTRが高いということは、お客様が興味を持ってクリックしているということです。
つまり、商品との親和性が高い可能性があります。
- まだ売上はない
- しかしクリック率が高い
- 商品との関連性がありそう
- もう少しデータを集める価値がある
- 商品ページ改善で売上化する可能性がある
オレンジブロックは、すぐに切り捨てる必要はありません。
たとえば、クリックはされているのに売れていない場合、広告対象が悪いのではなく、商品ページ側に問題がある可能性もあります。
- メイン画像が弱い
- 商品価格が高い
- レビューが少ない
- 商品説明が不足している
- バリエーションが分かりにくい
- クーポンや割引がない
- 競合商品の方が魅力的に見える
オレンジブロックは、広告改善だけでなく、商品ページ改善のヒントにもなります。
青ブロック:売れるけれど広告費が重い“まやかし広告”
青ブロックは、売上は発生しているものの、ACOSが高い広告対象です。
これが非常に厄介です。
なぜなら、売れているため、一見すると良い広告に見えるからです。
しかし、広告費がかかりすぎている場合、売れているように見えても利益が残っていない可能性があります。
たとえば、1個売れて利益が800円の商品に対して、広告費が900円かかっていたら、売れているのに赤字です。
これが広告貧乏の入り口です。
- 売上は出ている
- しかし広告費が高い
- ACOSが許容範囲を超えている
- 利益を食い潰している可能性がある
- 売れている事実に惑わされやすい
- 入札単価の調整や除外を検討すべき
青ブロックは、完全に悪いとは限りません。
新商品立ち上げ時やレビュー獲得前の時期であれば、多少ACOSが高くても露出を取りに行く意味がある場合もあります。
しかし、長期的に青ブロックを放置すると、売上はあるのに利益が残らない状態になります。
緑ブロック:クリックだけ食う“タダ飯喰らい”
緑ブロックは、売上が発生しておらず、CTRも低く、クリック費用だけがかかっている広告対象です。
私はこのような広告対象を、タダ飯喰らいと表現しています。
Amazon広告は、基本的にクリック課金型です。広告が表示されただけでは費用はかかりませんが、クリックされると広告費が発生します。
つまり、売れないのにクリックだけされるキーワードやASINは、広告費を食べるだけの存在になります。
- 売れていない
- クリックされている
- 広告費だけ発生している
- 商品との相性が悪い可能性が高い
- 放置すると広告費が漏れ続ける
- ネガティブターゲティング候補になる
広告レポートを見た時に、売上ゼロなのにクリック数が多いキーワードやASINがあれば要注意です。
それは、広告費が流れ出している穴かもしれません。
マクロで整理した後に見るべき指標

マクロ入りExcelで広告レポートを整理したら、次に見るべき指標は主に以下です。
| 指標 | 意味 | 見る理由 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 広告が表示された回数 | 露出が取れているか確認する |
| クリック数 | 広告がクリックされた回数 | 興味を持たれているか確認する |
| CTR | 表示回数に対するクリック率 | 広告表示先との相性を見る |
| 広告費 | クリックに使った費用 | 費用負担を確認する |
| 広告経由売上 | 広告から発生した売上 | 売上貢献を見る |
| ACOS | 広告費 ÷ 広告経由売上 | 費用対効果を見る |
| ROAS | 広告経由売上 ÷ 広告費 | 広告費1円あたりの売上を見る |
特に重要なのは、ACOSとCTRです。
ACOSは、売れている広告の費用対効果を見るために使います。CTRは、まだ売れていない広告対象でも、商品との相性があるかどうかを見るために使います。
売上があるかどうかだけではなく、広告費に対してどれだけ効率よく売れているかを見ることが大切です。
マクロ分析後の具体的な改善アクション
広告レポートを整理した後は、実際に広告を改善していきます。
| 分類 | 改善アクション |
|---|---|
| 赤ブロック | マニュアルターゲティングで個別に強化する |
| オレンジブロック | もう少しデータを集める、商品ページ改善を行う |
| 青ブロック | 入札単価を下げる、ACOS改善を試す、場合によって除外する |
| 緑ブロック | ネガティブターゲティングで除外する |
このように、分類ごとに対応を変えます。
一番やってはいけないのは、すべての広告対象を同じように扱うことです。
広告費をかけるべき場所と、切るべき場所は違います。
マクロ入りExcelは、この判断をしやすくするための道具です。
広告を止めるのではなく、広告の精度を上げる
広告費が高い、ACOSが悪い、売上が伸びない。
このような状況になると、つい「広告は怖い」「広告を止めよう」と考えがちです。
しかし、Amazon物販において広告は非常に重要です。
特に新規商品やレビューが少ない商品では、広告なしで自然検索だけに頼るのは難しい場合があります。
大切なのは、広告をゼロにすることではありません。
広告を出すべき場所に出し、出すべきでない場所には出さないことです。
広告費を減らすというより、広告費の使い道を正す。
これが、広告レポート分析の目的です。
ライバル商品ページへの広告も分析対象になる
スポンサープロダクト広告では、検索キーワードだけでなく、特定の商品ページに広告を出すこともできます。
たとえば、自分の商品と似たライバル商品がある場合、その商品ページ下に自分の商品広告を表示させることができます。
この広告はうまく使えば有効です。
- ライバル商品を見ている購入意欲の高いお客様に見せられる
- 自分の商品が価格・機能・デザインで勝っていればクリックされやすい
- 類似商品を探している人へ直接訴求できる
- 検索キーワードだけでは拾えない流入を作れる
ただし、ライバル商品ページへの広告も、必ず分析が必要です。
クリックされるだけで売れない場合は、緑ブロックになります。売れているけれど広告費が高すぎる場合は、青ブロックになります。
商品ターゲティングも、感覚で出しっぱなしにするのではなく、広告レポートで確認しながら改善することが重要です。
マクロ分析は「広告運用の外注チェック」にも使える
広告運用を外注している方にも、広告レポート分析は重要です。
外注先に任せているから安心、というわけではありません。
広告運用は、外から見るとそれっぽく見せやすい領域です。
- 広告はかけています
- クリックは取れています
- 表示回数は増えています
- 売上も一部出ています
このような報告だけでは、本当に利益が残っているか分かりません。
自分で広告レポートを見られるようになれば、外注先がどのような広告運用をしているか確認できます。
- 赤ブロックを強化しているか
- 緑ブロックを放置していないか
- 青ブロックのACOSを改善しているか
- オート広告を出しっぱなしにしていないか
- ネガティブターゲティングを設定しているか
- 広告費が利益を食っていないか
つまり、マクロ入りExcelは、自分で広告運用する人だけでなく、広告運用を外注する人にとっても有益です。
広告レポート分析を毎週のルーティンにする
広告レポート分析は、一度やって終わりではありません。
Amazon広告は、時間とともに変わります。
- 競合が増える
- クリック単価が変わる
- 季節需要が変わる
- レビュー数が増える
- 商品ページの転換率が変わる
- 価格変更によって売れ方が変わる
- 在庫切れやバリエーション欠品で広告効率が変わる
だからこそ、広告レポート分析は週1回程度のルーティンにするのがおすすめです。
毎週、広告レポートをダウンロードする。マクロ入りExcelに貼り付ける。ワンクリックで整理する。赤・オレンジ・青・緑を確認する。必要に応じて広告を調整する。
この流れを習慣化するだけでも、広告費の漏れはかなり見えやすくなります。
広告費を減らすだけではなく、利益を増やすために使う
広告レポート分析というと、広告費を削るための作業だと思われがちです。
もちろん、無駄な広告費を減らすことは重要です。
しかし、それだけではありません。
広告レポート分析は、利益を増やすためにも使えます。
- 売れる検索語を見つける
- 購入意欲の高いキーワードを発見する
- 相性の良い競合商品ページを見つける
- 商品ページ改善のヒントを得る
- 次の商品開発・OEMのヒントを得る
- 広告費をかけるべき場所を明確にする
- 自然検索で狙うべきキーワードを見つける
広告レポートは、広告運用の資料であると同時に、商品リサーチ資料でもあります。
お客様が実際に反応した検索語や商品ページが記録されているからです。
マクロは万能ではない。最後は人間が判断する
ここで注意していただきたいのは、マクロ入りExcelは万能ではないということです。
マクロは、広告レポートを整理してくれます。色分けしてくれます。見やすくしてくれます。
しかし、最終判断は人間が行う必要があります。
- 新商品立ち上げ時なので一時的にACOSが高くても許容する
- レビュー獲得前なので広告費を先行投資として見る
- 季節商品のため今だけ広告を強める
- 赤字広告でもブランド認知目的で一時的に残す
- 売上ゼロでも検索語が重要なら商品ページ改善後に再検証する
数字だけを見て機械的に切るのではなく、商品の販売段階、在庫状況、レビュー数、利益率、広告目的を踏まえて判断する必要があります。
マクロは、判断の代わりをするものではありません。
判断するための視界をクリアにするものです。
広告レポート分析の実務チェックリスト

実際に広告レポートを分析する時は、以下の流れで確認すると整理しやすくなります。
- 広告レポートをダウンロードする
- マクロ入りExcelへ貼り付ける
- ワンクリックで整理する
- 売上が出ているキーワード・ASINを見る
- ACOSが低いものを赤ブロックとして確認する
- 売れているがACOSが高いものを青ブロックとして確認する
- 売上はないがCTRが高いものをオレンジブロックとして確認する
- 売上がなく、クリックだけ多いものを緑ブロックとして確認する
- 赤ブロックはマニュアルターゲティング候補にする
- 緑ブロックはネガティブターゲティング候補にする
- 青ブロックは入札単価調整または除外を検討する
- オレンジブロックは商品ページ改善や追加検証に回す
- 1週間後に再度レポートを確認する
この流れを繰り返すことで、広告運用は少しずつ精度が上がります。
まとめ:広告レポートは面倒だからこそ、マクロで仕組み化する
今回は、マクロを組み込んだExcelを使って、Amazonスポンサープロダクト広告のレポートを分析する方法について解説しました。
- Amazon広告レポートは横長で見づらく、初心者には分かりにくい
- しかし広告レポートには、お客様が商品ページへ来た経路が記録されている
- 広告レポートは、Amazon広告改善のための宝物である
- 手作業で整理するのは面倒なので、マクロ入りExcelで仕組み化する価値がある
- オート広告はデータ収集に便利だが、かけっぱなしは危険である
- 広告対象は赤・オレンジ・青・緑の4つに分類すると分かりやすい
- 赤ブロックは売れて広告費も少ないため、マニュアル広告で強化する
- オレンジブロックはまだ売れていないがCTRが高く、見込みがある可能性がある
- 青ブロックは売れるがACOSが高く、利益を削る“まやかし広告”になりやすい
- 緑ブロックは売れないのにクリック費だけかかる“タダ飯喰らい”である
- マクロは判断を代行するものではなく、判断しやすい状態に整理する道具である
- 広告レポート分析は、週1回程度のルーティンにすると広告費の漏れを防ぎやすい
Amazon広告は、適当にかければお金を食います。
しかし、正しく分析すれば、売上を伸ばすための強力な武器になります。
広告運用で大切なのは、広告をかけることではありません。広告費がどこで利益に変わり、どこで漏れているのかを見極めることです。
そのために、広告レポートを見ましょう。
ただし、面倒な整理作業はマクロに任せましょう。
ワンクリックで広告レポートを整理し、赤字広告を減らし、利益につながる広告を伸ばしていく。
この仕組み化こそが、Amazon物販で広告貧乏に陥らず、長く戦っていくための大切な一歩です。
補足・免責事項
本記事はYouTubeライブの内容を元に作成しております。Amazonスポンサープロダクト広告、広告レポート、オートターゲティング、マニュアルターゲティング、ネガティブターゲティング、ACOS、ROAS、CTR、商品ターゲティング、キーワードターゲティング、広告管理画面、Excelマクロ、広告分析方法に関する内容は、Amazonの仕様変更・広告管理画面の変更・レポート項目の変更・市場環境・商品カテゴリ・競合状況により変わる可能性があります。
実際にAmazon広告を運用する際は、Amazon広告管理画面、セラーセントラル、公式ヘルプ、最新の広告レポート、商品ごとの利益計算を必ず確認してください。また、Excelマクロを使用する場合は、信頼できるファイルのみを開き、セキュリティ設定や社内ルールにも注意してください。本記事は、特定の売上、利益、広告成果、ACOS改善、販売継続、マクロ動作を保証するものではありません。広告費の設定や運用は、ご自身の判断と責任において行ってください。
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