19歳の頃、私はふと思い立って(若気の至りで笑)インド・カルカッタへ向かいました。季節は一年の内で最も暑い5月。肝炎の予防接種を受けに日本で病院を訪れた際も、「時期をずらした方がいいのでは?」とお医者さんに止められたほどです。
シンガポール航空で、シンガポール経由でカルカッタのダムダム空港に降り立った時、むせるような熱気と更新料の匂いに圧倒されたのを今でも鮮明に覚えています。
そして案の定、灼熱の中で夏バテになり、ほとんど食事が取れない状態になりました。しかし、不思議なことにインド料理だけは食べられた…そんな経験があります。
インドで夏バテしてもインド料理だけ食べられた理由

インドの極端な暑さで胃腸が弱ると、普段の食事が通らなくなる一方で、スパイス料理だけは体が受け入れるという現象が起きます。これは偶然ではなく、スパイスに含まれる成分が弱った体の機能を一時的に補助してくれるためです。特に、
- カプサイシン … 発汗を促し体温調整
- クミン・ターメリック … 消化促進・抗炎症作用
- スパイスの香り … 食欲刺激
これらの作用によって、夏バテ状態でもインド料理が唯一の栄養ルートになることがあります。
昨日からの風邪でも、インド料理だけは食べられる!

昨日の風邪は、いつもの扁桃腺の風邪とは違いました。
- 頭痛
- 発熱
- 悪寒
- 下痢
- 強烈な食欲低下
この状態では、普段の味付けの肉や魚、卵、プロテインシェイクなど、普段のタンパク源はほぼ全滅。しかしなぜか、インドのタンドリーチキンを含むスパイス料理だけは食べられました。
インドでの経験と同じように、弱った胃腸にスパイスが“唯一の突破口”になったわけです。
二つの経験が共通して教えてくれたこと

インドの夏バテと、昨日の風邪。
状況は違うのに、共通点がありました。
弱った時にだけ見える“本質”がある
- 身体が受け付けるもの/受け付けないもの
- 何を備えておくべきか
- 緊急時にどう判断すべきか
そしてこの構造は、Amazon物販にもそのまま当てはまります。
Amazon物販の作業は「ポジティブ」と「ネガティブ」に分類される

ポジティブな作業(前向きな作業)
多くの人が“物販=これをやること”と勘違いしている領域です。
- 出品登録
- 販売開始
- 画像改善
- 値段調整
- スポンサー広告をとりあえずかける
これは「成功に向けて行う作業」で、
誰でも前向きに取り組みやすい部分です。
ネガティブな作業(トラブル時の作業)

しかし、事業を本当に止めるのはこちら。
- 間違った商品を買い付けてしまう
- リスク商品を仕入れてしまう
- 思いもよらない出品停止
- 真贋調査
- 知財違反
- FBA紛失
- カタログ改ざん
- クレーム対応
- ASIN停止
- ライバルの攻撃
つまり「予期せぬ緊急事態に対処する作業」=ネガティブな作業です。
ポジティブな作業は“やればいい”。しかしネガティブな作業は、
- 判断を誤ると損失が大きい
- 経験がないと動けない
- 初見殺しのケースがほとんど
という非常に難易度の高い領域です。
個別コンサルティングの価値は「ネガティブな作業」にこそある

多くの人は、「商品登録を教えてくれる人」「広告を教えてくれる人」と誤解しますが、本質はそこではありません。
✔ 生徒さんが初めて遭遇するトラブルを
✔ 私は何度も経験している
つまり、他の人にとっては“突然の緊急事態”でも、私にとっては“既知のパターン”であり、最短で適切な判断ができます。
Amazon物販で成果が安定するかどうかは、ポジティブな作業 “だけ” をしているかではなくネガティブな作業で “失敗しないか”で決まります。
だからこそ、個別コンサルティングは本質的な価値を持ちます。
【まとめ】
インドの夏バテと、昨日からの風邪。全く別の状況ですが、両方が同じことを教えてくれました。
●人は“緊急時の経験値”によって強くなる

Amazon物販も同じです。
- ポジティブな作業=誰でもできる
- ネガティブな作業=経験者しか乗り越えられない
- そしてネガティブな作業こそが事業を左右する
私は、生徒さんが余計な失敗をしないように、これまで積み上げてきた膨大なトラブル対応の経験をもとに、“正しい判断と対処法”を提供し続けたいと思っています。


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